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「無痛分娩」の選択は慎重に判断!麻酔医の体制がポイント。

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2017.07.10

 

どうも、おしょぶ~です。

「無痛分娩」と言う言葉自体は男性読者様でも、一度は聞いた事があるでしょう。

意味は言葉の通りで、麻酔により出産の痛みを和らげる分娩方法で、欧米では一般的な方法です。が…ここは日本ですからね。

 

よく聞く話だと、出産の痛みは男には耐えられない痛みであると…本当にそうだと思います。身体の中から別の命を世に送り出すのですから、男ごときがこなせるようなものではないでしょう。その痛みに対する恐怖心がすごく、妊婦さんの心の負担になると言う事で、「無痛分娩」への関心が高まっています。理解出来ますね。

 

ただ、良い事ばかりではないのが現状で、筆者在住の神戸で妊婦が死亡し、子供に重い障害が残る重大な事故がありましたので、書かせて頂きます。

◆医院長のすすめで決断

事故は2015年9月に起きており医院長も責任を認めて、遺族に示談金を支払っいます。

事故に遭った女性は、初産で小柄な体形でした。当初は自然分娩の予定でしたが、医院長から、出産が困難な際に吸引カップを使う「吸引分娩」をしながら「無痛分娩」をする事を提案されました。

 

女性のお母さまは、反対されたようですが医院長の説明を受ける中で「病院だから大丈夫だよね」と無痛分娩を決断しました。この「病院だから大丈夫だよね」と言うのは、おそらく産婆さんによる自宅分娩ではなく設備・体制が整った病院だから、もし何かあっても大丈夫だよね…と言う意味にわたしは読みました。

◆事故のあらまし

出産に立ち会った医院長は、脊髄を保護する硬膜の外側(硬膜外腔)に背中から管を入れ麻酔薬を注入する「硬膜外麻酔」を施した直後、外来診察のため女性のそばを離れています。

 

その時に麻酔薬が硬膜外腔より深部で脊髄中心近くのくも膜下腔に入ったと、見られています。麻酔の効果が急速に現れた女性は呼吸困難に陥りました。

急変に看護師らが対処し、医院長も戻って来ましたが女性は意識を失いました。

お母さまが駆け付けたそうですが、お母さまが目にしたのはあわてて別の病院に電話する医院長の姿だったとの事…

 

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◆結局、別の病院で出産するも

結局、女性は別の病院で緊急帝王切開を受けて、長男を出産しました。

ただ、長男も生まれてすぐ呼吸・循環不全に陥り、脳に酸素が十分に行き渡らなくなって障害を負い現在も入院している状態です。

 

女性は長男出産後、低酸素状態となり脳に損傷を受け長期に意識が戻らない遷延性意識障害になり、今年の5月に多臓器不全で亡くなりました。

事故が9月ですから、半年以上も生死をさまよった末ですね…

◆事故は各地で起きている

実は無痛分娩の事故は各地で起きており、死亡・重度障害の例が次々と明らかになっています。これを受け日本産婦人科医会は今年の6月、全国約2400の産科医療機関を対象に、無痛分娩の件数や誰が麻酔を管理しているか?帝王切開での麻酔の体制などについて実態調査を開始しました。秋ごろまとめて、労働厚生省の研究班に提供する予定になっています。

◆麻酔医の体制がポイント

麻酔自体は麻酔科医でなくても施せるそうです。ですが、十分な訓練を積んだ産婦人科医や麻酔科医でなければトラブり時の対応が難しいそうです。

 

現状は産婦人科医が一人の診療所でも「無痛分娩」が掲げる事が出来ます。

麻酔科医が常勤・常駐している医療機関は少ないのが現状です。

しかし、なぜ医院長はトラブルがあった時に他の病院に連絡しなければ対応できない体制なのに、麻酔後現場を離れたのでしょうか?外来のためと報道ではありますが、腑に落ちませんし、常態化を疑いますね。

 

もちろん、すべての医療機関がいい加減と言う話ではないので、「無痛分娩」を考えている方は、先生の話をしっかり聞いて体制を確認の上で十分検討してから結論を出して下さいね。