おしょぶ~の~と

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老衰死10年で3倍増!老衰とはどう言う状態を言うのか「人の死を考える」

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2017.08.04

 

どうも、おしょぶ~^^/です。

「老衰死」とは特定できる、直接の死亡原因(病気)がなく自然に亡くなる事を指しますが、近年それが増加傾向にあります。

 

◆老衰死の増加

筆者の地元紙である神戸新聞(2017.07.24)に、ある方の老衰死について書かれていましたので、参考にして書かせて頂きます。

担当の医師は「立派な老衰です。大往生ですね」と99歳で亡くなられた女性の娘さんに告げました。そに医師の言葉に「母の人生が良い人生だったと、認められたような気がした」と涙が止まらなかったそうです。

 

筆者は両親に介護中で、まだ看取った経験はありませんがわかるような気がします。おそらくこの娘さんは、きちっと看取った証のようなものを感じたのではないでしょうか。

 

実は人口動態調査によると、「老衰死」はいったん減少していたんです。これは医学の発達(診断技術)で死因がハッキリわかるようになったからです。

ところが、2000年から増加し始め2005年の2万6000人から、2015年には8万5000人に増え死因の7位→5位になりました。

※日本人の死因(人口動態調査より)

(2005年)

1位 がん

2位 心疾患

3位 脳血管疾患

4位 肺炎

5位 不慮の事故

6位 自殺

7位 老衰 

(2015年)

1位 がん

2位 心疾患

3位 肺炎

4位 脳血管疾患

5位 老衰

6位 不慮の事故

7位 腎不全

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◆なぜ老衰死が増えたか

第一の原因は高齢者の増加です。ただ背景に「死因究明」より、人生の最後を重視する事で死を受け入れようとする本人と家族、それと医師の価値観の変化があるようです。

始めに紹介した、99歳の女性の担当医師が下記のように述べています。

※在宅医療の普及で、人の意識は死の原因ではなく、最後に至るまでの生きた過程を重視する方向に変わって来た。

 

もう一つ、在宅医療に詳しい東埼玉病院の今永光彦医師の言葉もご紹介しておきましょう。

※終末期のあり方に関する社会の意識の変化も関係しているのでは…

 

これ微妙な言い回しになるのですが、筆者は「社会や家族の、人の死に対する価値観の変化を受けて積極的に死因を特定しない医師が増えている」のではないかと、読みました。

◆人の死を考える「終活の変化」

いつからでしょうか?「終活」って流行っていますよね。

終活とは、平成21年に週刊朝日が造った言葉で、当初は葬儀や墓など人生の終焉に向けての事前準備のことでしたが、、現在では「人生のエンディングを考えることを通じて”自分”を見つめ、”今”をよりよく、自分らしく生きる活動」のことを言います。 では、自分を見つめ、自分らしく生きる活動とは、何でしょう

一般社団法人 終活カウンセラー協会HPより引用

http://www.shukatsu-fesuta.com/shuukatsu/index.html

この終活の考え方の変化が、死のとらえ方に対しての変化そのものではないでしょうか?良いエンディングを考える時の要素はいろいろあると思いますが、その一つに「死因」があり、理想の死因を「老衰死」とする方が増えているのではないでしょうか?

 

厚生労働省の「死亡診断書」のマニュアルでは、「高齢者で他に記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死」が老衰です。

在宅医療を続ける中で、高齢者本人・家族・医師のシンパシー上での同意のようなものがあり、ルール上無理のない範囲の運営で「老衰死」の死亡診断書が増えているのではないでしょうか。であれば、筆者は肯定的にとらえます。

 

では^^/