おしょぶ~の~と

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又吉直樹作第153回芥川賞「火花」読みました。

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2017.08.09

 

どうも、おしょぶ~^^/です。

え!?今更~なんて声が聞こえてきそうですが、おしょは本とは縁だと思っているので、流行っている時に買う気になっていればすぐ読みますし、後で縁があることもあります。この作品が世に出て2年以上ですが、いま縁がありました(笑)

 

 

◆読む前の推定印象

人ってこう言うところがあると思うんですが、読んでもいないくせに「こんな作品だろう」とか「これぐらいのレベル」だろうとかね…^^;

特にこの作品は話題になり、入ってくる情報が多かったので勝手に作品像がおれの心の中で闊歩していました。

 

①お笑い芸人が書いたと言うポジション

②出版不況を救う存在としての芥川賞受賞?

③でも、伊達や酔狂で200万部は売れない

 

お笑い芸人が本を書くことは珍しくないですよね?たくさんのベストセラーが誕生していますが、純文学となるといないんですね。実際これが背景となり、又吉さんの作品が載った「文學界」は創刊以来、初めての増刷をしています。

 

で、芥川賞を受賞するのですが、口の悪い人は「出版界の活性剤にしたいための受賞だ」なんて見てきたような事を言いますが、まぁそれは審査員にしかわからない事ですからね。

 

ただね、わたしの注目点はどんな背景があろうと、作品がある程度のレベルを超えていないと253万部発行(2017年2月現)までには、至らないと思うんです。

その反面、純粋に純文学としてのレベルには懐疑的な思いも捨て切れていなかったのも、本音です。

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◆あらすじ

売れない芸人二人の物語です。主人公の徳永と、先輩芸人神谷は花火大会の余興で、お互い出番があって知り合います。お互い、別の事務所に所属して、それぞれの相方と漫才コンビを組んで活動しています。

 

出会った日を境に、徳永は神谷を師と仰ぎ付き合いが始まります。はじめは徳永が東京、神谷は関西を中心に活動していますが、売れないまま神谷は東京に打ってでます。

その後、ほぼ二人の会話が中心のストーリー建てですが、神谷の女「真樹」やお互いの相方が絡む話が少しあります。

 

全体的には「笑いとは?」がテーマのような会話が多いのですが、読み終わると「夢を追う事と現実」がテーマだったと感じます。

ネタばれになってしまいますが、最後は二人ともお笑い芸人として成功していませんが、100%失敗だったとは言いきれないよ!みたいな^^

 

ごめんなさい。中途半端な説明で…でもストーリーで判断できない良さがこの作品にはあるのです。だから読んでもらって判断してもらいたい…なんてね^^

◆ピックアップシーンと感想

「夢を追う」事と「大切な人」を守る事の両立の難しい事…大切な人を守るのはタイムリミットがあるんですね。「大切な女性」を守りたくても、幸せにしたくても、そのために夢を追っているんですが、その時間経過と共に「大切な女性」の時間も経ってしまうんです。

 

神谷は真樹と暮らしています。真樹は後でわかる事ですが風俗に行って神谷を支えていました。神谷は実質ヒモでした。で、幾シーンか徳永・神谷・真樹の食事をしているところがありますが、心をこそばしますよ^^

その真樹に別の男が出来てしまうのですが、この時神谷は「おれがなんとかしたかったけど間に合わなかった」ともらします。ここ切ない^^;

 

徳永の相方、山下が話があると…もう徳永は話の内容はわかっていました。相方の奥さんに双子の子供が宿ったと…

めでたいですね^^でも、これで徳永と山下はお別れです。漫才では嫁と子を養って行けないのです。

 

この時点から解散まで、ほんのしばらくですがコンビの物語があるのですが…面白悲しい…なかなか読ませます。

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◆酷評している人も多い

実はネットでも、リアルでも酷評している人がけっこう多いのですが、これは普段「純文学」を読まない方が、又吉さんが書いたのならと読んだからだと思います。

わたしも、純文学を読むようになってまだ数年なんですね。はじめは「なに?これ」爆!読み重ねるうちに少しづつ面白さがわかってきました。

 

ただ純文学の中で言うと大変読みやすく、理解しやすい作品でわたしの正直な評は「芥川賞作品」と「直木賞作品」のちょうど真ん中みたいな感じがしますね。

字数も少ないですし、軽くすぐ読めます。純文学慣れしていない方は2回~3回読む事をお勧めします。回を重ねる度に面白い箇所が増えますから。

おしょは2回読みました。

 

※最終的評価はおすすめ作品です。では^^/

 

火花 (文春文庫)

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