おしょぶ~の~と

旧ブログ名「マンション管理人.com」2017.08改名

働き方改革、初の残業上限規制法案化!厚生労働省要綱提示について。

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2017.09.11

 

どうも、おしょぶ~^^/です。

今回は組織で働いていて、裁量権が大きくない方(つまり多くの勤め人)に大きく関係するお話です。残業問題です。

厚生労働省は9月8日の労働政策審議会分科会で、「働き方改革」の関連法案要綱を提示しました。

◆働き方改革

安倍内閣が「最大のチャレンジ」と掲げている、雇用・労働政策の見直しを指す総称です。本当は首相の心の中では、憲法改正が最大のチャレンジかもしれませんが^^;まぁ今回は、触れないでおきます(苦笑)

 

この雇用・労働政策問題だけでも多くの課題があるんですね。今回まとめます残業・同一労働同一賃金・パワハラ・女性の活躍・自身の病気・介護・育児と仕事の両立・高齢者の働き方、等々細かく分けて書くと、それだけで記事が終わってしまいますね(笑)

 

法整備として、理念法として「労働施策総合推進法」を制定、現行の「労働基準法」「労働安全衛生法」など関連法を改正します。

 

※理念法とは、ある事柄に対する基本理念を定める法律です。労働に関しては、雇用側と雇用される側で当然考え方があるのと、「働くとは」なんて問に世代間ギャップがいま激しいですから、各方面の意見を集めて労働に対する基本理念を定める事は、良い事だとおしょぶ~は思います。

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◆大枠は二つ

●「長時間労働の抑制」を企業の努力義務とする

若い方からみれば「そんなの当たり前でしょ」と言う事になると思います。この長時間労働の抑制を企業の義務として捉える考え方ですが、考え方は昔からありますが、強く言われ出したのは最近なんですね。

 

戦後の高度成長からバブルまでは、多く働くこと=正義みたいなところがありました。

栄養ドリンクのリゲインのキャッチが「24時間戦えますか?」だった(笑)

 

歌もすごく流行りました^^それからまだら模様になり、今は長時間勤務=悪みたいなっていますが、少し振れ幅が大きすぎるかな?と感じているのは、おしょぶ~だけではないでしょう。

 

話を戻しましょう。具体例としては、終業時刻~次の始業時刻の間に一定の休息時間を設ける事を、企業の努力義務とします。

これ「勤務間インターバル」と呼んでいますが、普通の感覚の企業にお勤めの場合…え!?と言う感じだと思います。

 

ただある一時期すごく忙しくなる仕事と言うのがあるんですね。わたしは飲食業の経験が長いので、それを例にだしますね。飲食業の新規オープン・クリスマスのチキン関連やケーキ屋さん・居酒屋の忘年会どき・バレンタインのチョコレート関連など、まぁ分かりやすいところをあげましたが、「勤務間インターバル」無しで働く人がいるのは事実です。

まぁこれをどんな理由があろうとも、「勤務間インターバル」を与えるのを企業の努力義務とします。

 

次に月に60時間を超える残業に対する、賃金に割増率ですが中小企業への猶予を廃止して、大企業と同じ50%以上にそろえます。

 

びっくりした人いるんじゃないですか?大手にお勤めの方なら気にもしていないかもしれません。これ、中小企業を守る名目でしょうが…そう同じように残業しても増える率が違うんですよ^^;同一労働同一賃金どころではないですね(はぁ~ため息)

 

10日以上の年次有給休暇が与えられる労働者に対して、このうち5日は本人の希望を尊重の上、時季を指定して取得させることを義務づける。

 

※さて三つ例にあげましたが、一番初めは努力義務である事が気にかかります。努力義務の場合、法案化されても罰則がありませんので、まさに絵に描いた餅に…^^

まぁとは言え、まだ厚生労働省からの提示の段階ですから、法案になり審議される段階で心ある政治家が有益なものにしてくれる事を期待します(なんてね)

●多様な働き方

これ、「働き方改革」の本丸ですね^^いろんな働き方を認めていかないと、時短も出来ませんし、自身の病気・介護・育児と仕事の両立なんて無理ですからね。

 

もうキッチリ国の政策として、労働時間の短縮や多様な働き方の普及・子育て・介護などと仕事の両立などを法律に明記するとしています。

また、施策方向性を「基本方針」として閣議決定する考えです。

 

※このままぶれる事無く、進めてほしいですね。

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◆時間外労働の上限規制について

このブログの読者様は、働き盛りが多いので実際の上限規制がどうなるか?まとめましょう。ほとんどの方はご理解いただいておると思いますが、念のため重ねて書いておきます。まだ、法案にもなっていませんし、当然審議もされておりませんので、決まった段階では、大きく内容が変わっている可能性があります。

 

いま現在、厚生労働大臣の告示で定めている「月45時間・年360時間」を法律に格上げして原則にします。原則と言う言葉がでると特例も定められます^^;(苦笑)

業務の大幅な増加を理由に、特例として原則を上回る場合でも720時間までとの明記になります。

※720時間と言う事は、12か月で割ると60時間ですね。過労自殺の防止を考えてのラインが月80時間ですから、まぁ実情を考えればいい線かなと思います。

この他、①2~6か月の平均で80時間以下②単月で100時間未満③月45時間を超えるのが年間6回まで、と言う条件が付きます。

従わない場合、ちゃんと法律違反として企業や労務担当者らに罰則が設けられます。

※建設業・自動車運転業・医師は規則の適応を5年間猶予。猶予後は建設業は他と同じ・自動車運転業は上限年960時間・医師は改めて議論する…だ、そうです。

もやっとするのが、研究開発業務は規制対象外で、月100時間を超えた場合は医師の面談を義務付けるとしています。

 

※オリンピックの関係もあるでしょうね。まぁ、自衛隊など国や国民を守るお仕事の方などは、初めから対象外なわけで職種によって違いが出るのは、ある程度の範囲で受け入れなければいけないでしょう。

普段から、その手の仕事に従事してくれる方への感謝は忘れないようにしたいですね。

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◆残業代0制度

別に本当に「残業代0制度」と言う名前じゃないですよ(笑)

労働系・左系組織が大反対で「残業代0制度」と呼んでいますが、一部専門職を残業代支払いなどの労働時間規制から外す法案、これが「高度プロフェッショナル制度」です。

 

想定されるのは、金融ディラー・経営コンサルタントなどのプロフェッショナルで、正式名「特定高度専門業務・成果型労働制」です。

仕事の範囲が明確・年収1,000万円を超える人・本人の同意が条件です。

 

※本人の同意が条件に入っていますから、おしょぶ~は良いと思うのですが、「働き過ぎにつながる」として、連合などが反対しています。連合って一度賛成姿勢を見せたけどねぇ…今でもフルコミッションの営業なんかしている人は残業なんかついていない会社多いと思いますけどね。結果だけの世界で働きたい人は、ある程度居ると思いますので、本人が良ければねえ^^

 

これに少しつながるんですが、「裁量労働制」を拡大しようとしています。もちろん企業側は大賛成(爆)ですが、「高度プロフェッショナル制度」と違いまして、サービス残業を生み、過労自殺につながる可能性があるとおしょぶ~は思っているので、ここは国民がしっかり議論を見ていくのが大事です。

 

いろいろ書いたけど、この「裁量労働制」が一番の曲者かも知れません。どちらにせよ、今の状態ではいけないと言う社会的コンセンサスは出来たと言っていいでしょう。

官僚も政治家も識者も日本は優秀ですから、ぜひ良い法案を仕上げて欲しいですね。

 

もう正直、国民は電通の若い女性が働き過ぎで自殺したような事案には、触れたくないと思います。生産性も先進国ではビリと聞きます。長く働いてグロスを増やす時代は終わったのかもしれません。

 

おしょぶ~は昭和のおじさんなので、よく働くと言う事は神が与えてくれた美徳ぐらいの感覚なんですね。まだ正直、長時間働く方を見ると「偉いな~」と言う価値観がおしょぶ~にはあります。働く事の尊さは変わらないと思いますが、働き方は時代と共に変えないといけないのかもしれません。こう言う価値観から抜け出すのは容易ではありませんが、考えていきたいと思います。では^^/