2018.08.08
どうも、おしょぶ~^^/です。
先日、相方と飲んでいる時に「ガイヤの夜明けで、串カツ田中の事やってて面白かったよ」と言う話を聞きました。
わたしは経済ブログを書いているわけではないので、企業の成功ストーリーみたいな情報は集めていません。ただ…串カツ田中は気になる。
飲食の上場企業は数多あるが、カレーライスで上場したのは「ココイチ」だけ、串カツで上場したのは「串カツの田中」だけだ…そして、何よりおしょぶ~は串カツ田中が大好きなんですね。ふふ
幸い、ティーバーで「ガイヤの夜明け」を1週間無料放映しているので、観てみました。過去におしょぶ~が撮影した、串カツの写真を交えながら楽しんで読んで頂けたら、嬉しいです。
◆串カツ田中
- 株式会社 串カツ田中ホールディングス
- 設立 2002年3月20日
- 資本金 30億円(平成30年6月1日現在)
- 売り上げ 55億2900万円(2017年11月通期)
- 株価 3,030円(2018年8月7日終値)
店舗数は、海外・FCを入れてガイヤの夜明け放映時で200店舗に到達したと、社長が言われていました。串カツ田中の特徴は、業態が「串カツ田中」だけと言うところです。
大手飲食店で、一業態でやっているところは珍しいと思います。特に、居酒屋系ではいくつもの業態「屋号」でやって、芽が出た屋号に経営資本を集中させ伸ばす戦法が多いです。
最近では、居酒屋「和民」を経営する、ワタミ株式会社がブラックなイメージがついたため、メイン業態「和民」「ザ・和民」「わたみん家」などの業態の売り上げが落ち、経営危機が囁かれるまでになりましたが、全く和民を連想させない業態「屋号」の「ミライザカ」で復活を遂げています。
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◆串カツ田中誕生の流れ
株式会社 串カツ田中ホールディングスの代表取締役社長は、貫 啓二さんです。ガイヤの夜明けにもメインゲストで出ておられました。
まず、貫さんは平成10年11月に個人でショットバーを開業します。これは貫さん自身が言っておられましたが、「酒をグラスに注いで出すぐらいなら、素人のおれがやってもプロがやっても同じやろ」位の感覚で、カクテルが注文されると「カクテルレシピブック」を見ながら提供したそうです。
その後京料理のお店を出したりもするんですが、実は経営は上手く行っておらず、とうとう負債が7000万円まで膨れ上がります。ご自身も「もって、あと半年やな」と思っていたそうです。
このパターンは、本当に飲食業界に多いですね。会社を退職して「焼鳥屋」でも「おしゃれなカフェ」でも…自分が通っているお店で見ていて「簡単そうな仕事だな」なんて思うのでしょうね。
事業は赤字でも、お金が回っている間は「倒産」しません。貯金を多く持っていたり、借金が上手く出来ている間は、何か仕事している感もすごくありますしね。ふふ
「はっ」と気づくと、一文無しとか借金王になっています(苦笑)。
そんな貫さんですが、現在副社長の田中洋江さんから「一度串カツをやってみたら?」と、ずっと言われていたそうです。
田中さんがそれを進める理由は、子供の頃田中さんの父が大阪で串カツを商売としてやっており繁盛していたのと、東京にこのスタイルの串カツ屋があまり無かったので成功すると思ったからです。
ただ過去に、その話に乗りかけて、串カツの試作・試食をしてみたのですが、美味しい商品が出来ず「さすがに、これを客に出せない」と頓挫していました。
でも、成功する人って何か奇跡が起きるんですね。借金が7000万円を超えた時に、田中さんから連絡が入ります。
その日、田中さんは実家の荷物整理をしていました。
「父の串カツとタレのレシピが出てきた」
このレシピを参考に、二人が試作・試食をすると、すごく美味しかったのです。
「最後にこれに賭けてみる」貫さんは金策に走り、350万円を集め、資金が少ない為一等地などはあきらめ、中古や手作りの設備で何とかお店をオープンします。
言わば「先代」の田中さんの父の名を冠に「串カツ田中」が誕生しました!
すごい繁盛ぶりで、かき集めた350万円は2か月で回収出来たそうです^^
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◆串カツ田中がおいしいわけ
串カツ田中の串カツが美味しい理由
- 油
- パン粉
- タレ
おしょぶ~は、調理師なので多少飲食には明るいわけですが、お料理が美味しい理由はたくさんあるんです。同じものを食べても、嫌いな上司と仕方なく食べるのと、大好きな恋人や友人と食べるのとでは、料理の条件が全く同じでも後者が美味しいです(笑)
ですから、お料理が美味しいのは総合点なのですが、その中でも串カツ田中の串カツが美味しい主な理由は3つです。
- 油
まず、串カツの揚がりが軽い!つまり胃に重たい串カツではないと言う事が大きい。これは串カツ田中では営業中に日に2回、専用の機械で油を「ろ過」しているためです。
通常の居酒屋でも、営業後にフライヤーを掃除します。その時、こし網などで揚げカスをとりますが、多くの場合は営業中はそのままです。
この、揚げカスが油の劣化(酸化)を早めるので、これを途中で2回も「ろ過」していると、油の劣化は遅くなります。良い状態の油で揚げるから、軽い揚がりになるんですね^^
- パン粉
食べて頂ければ分かりますが、串カツ田中のパン粉は粒が細かくハードタイプです。そして、ネタとパン粉の間に隙間がありません。これが食べた時の心地よい食感を生みます。
パン粉は、「ミミ」を入れる比率・水分量などで各店の特徴が大きく出ます。試行錯誤の末、たどり着いたパン粉と言う事でしょう。
- タレ
串カツ田中のタレは本当に独特です。すこし甘めで、言わば「どうと言う事のないタレなのに後を引く旨さ!」とでも表現しましょうか?これは、田中さんの父のレシピを既に20回以上、ブラッシュアップされて今ここですが、常に見直しているそうです。
驚くのは、このタレのサンプルを他の食品工場が成分研究しても、同じものが出来ないと、貫さんが言ってた事ですね。
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◆串カツ田中が企業として伸びているわけ
- ファミリー向け施策
- 社員教育
おしょぶ~は、串カツ田中が企業として伸びている理由として、ガイヤの夜明けで見た情報の中から、この2点を挙げたい。
まず、大きいのは最近串カツ田中は、100%ではないですがほとんどのお店を全面禁煙にしました。これはファミリーが来店した時の、子供の受動喫煙を防止するためです。
もちろん、喫煙者で離れていってしまう客はいますが、今後のオリンピックを見据えた東京での飲食店禁煙化の流れの先取りにもなりますし、わたしは評価します。
実際に、ほんの少し客数が減りましたが業績に大きな影響は出ていないようです。また、細かい子供向けのサービス(子供が居れば、たこ焼き・ソフトクリームなどが無料など)が多く、しかも全てお客さんにやってもらう…
例えば、おにぎりはお父さんに客席で握ってもらう・ソフトクリームは子供に巻くのをやらせてあげるなど、ちょっとしたイベント感を上手く打ち出しています。休日に子供を連れてくれば、食事とレジャーがいっぺんにこなせると言うわけです。(おとうさんは、大きな顔でビール飲めるしね(笑))
あと、社員研修なんですが「研修用店舗」を作っており、実際に一般のお客を入れて研修しています。慣れない店員が多い分、お客さんはお酒がオール200円で飲める特典がついています。
その他、株式会社 串カツ田中ホールディングスの役員らが店員をして、各店の従業員らを飲食させ、ねぎらうイベントのシーンも放映されていました。優秀社員の表彰やインセンティブの授与なども定期的にやっているようです。
研修については、一般企業では上記に書いた事も珍しくはありませんが、飲食チェーンでここまでやるのは、上位ひと握りの企業しかいないでしょう。
飲食業では、かなり大きな企業も「OJT」の名の下、右も左もわからぬ新人を現場に掘り込み、その日から一人手として使い多くの人間が潰れていくのが現状です。
串カツ田中でも、地方やFCはその一面はあると思いますけど、かなり努力して人材を育てようとしている事は確かでしょう^^
その姿勢が、串カツ田中を企業として成長させると思います。
あ~書いている間に、串カツが食べたくなって来ました^^近々、串カツ田中にお邪魔したいと思います。
◆串カツ田中、食レポ記事
osyobu-osyobu-3889.hatenadiary.jp
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では、またお会いしましょう^^/チャオ!
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