国土交通省平成25年度マンション総合調査より
2017.07.20
※この記事はマンション管理人の仕事に興味がある人が対象です。
どうも、おしょぶ~^^/です。
マンション管理と言う仕事はある一面「クレーム商売」の面があります。
上記のグラフですが、国土交通省が平成25年に行った「マンション総合調査」の一部でトラブルについてまとめています。
◆マンショントラブルベスト3
1位 違法駐車(駐輪)
これもいろいろありまして^^;マンションの住民駐車する場合・近隣の人が駐車する場合・業者が駐車する場合・全くの他人が駐車する場合です。
マンション管理人はお巡りさんではありませんから、誰が駐車したのかを把握し上手く解決する事が大切です。
2位 生活音
これも中々ややこしいですよ^^;生活音と言ってもテレビ・音楽・楽器の音や子供が走るなどの移動音などで、対策も違いますからね…
3位 ペットの飼育
これも、飼ってはいけないマンションで飼っている場合と飼う事は認められているが飼い方が問題な場合とがありますね。
※私の1年少々の経験から感じるのは、法律とマンション規約だけを盾に「ぐいぐい」やっても上手く解決しませんね(苦笑)それでは、ひとつずつ見て行きましょう。
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◆違法駐車・迷惑駐車(駐輪)
当マンションの場合、本当に駐車されると困る場所(正面出入り口前・ゴミ置き場前)にはコーンを置いて駐車出来ない様にしています。場所が高級住宅街で治安も良い地区ですので、コーンを除けてまで止める例は今まで経験ありません。
あと住民様の車を全て覚えています。ですのでちょっと荷物の出し入れで数分駐車するなどの場合「あ!わたしが見て置きますので」と声をかけて促す感じを演出して、なるべく駐車状態の早期解消に努めています。
知らない方がマンション近辺に駐車しようとした場合お声がけして、来客なのかを確認して、来客なら来客駐車場に誘導・無関係者なら丁寧に駐車をご遠慮いただけるようにお願いします。先ほどと同じで、地区性なのかこちらが丁寧に対応すればトラブルにはなりません。
ずっと見ているわけでは無いので、気がついたら駐車されていたと言う事があります。この場合は、メッセージカードで管理人室にお寄り頂けるようお願いして、監視も強化して何とかとめた方と話が出来るように努めています。
小まめにやっていますと、「あそこの管理人はうるさい」(心外ですが…)となり駐車する方はかなり減りました^^
◆生活音
これは、直接住民様どうしのトラブルになる可能性を秘めているので注意しています。
騒音は大きく分けて2種類、「テレビ・ステレオ・楽器など空気を通して伝わるもの」「子供が走る・椅子をひくなどコンクリートなどに伝わるもの」ですね。
※特に注意が必要なものは、コンクリートなどで伝わるもので伝わり方が変則的で、騒音被害を感じている住民様が上のお宅と決めつけても、違うお宅が音元の場合があります。
まずは管理組合名で、発生住戸を決めつけないで「騒音に関する注意文」を掲示板等に掲示して、本人の自覚を促します。
どうしても、騒音が止まらない場合は直接お願いに伺うわけですが、これは管理人一人ではなく上司(フロント)と同行してもらいましょう。
※わたしが気をつけているのは被害を感じている人は都度言いたいものです。ガス抜きの意味合いでも何度でも話を聞きましょう。
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◆ペットの飼育
わたしの管理するマンションはペットの飼育を認めています。ですので、飼ってはいけないマンションで飼っている方への対応を経験談としては、書くことが出来ないのでご了承ください。
標準的なペット飼育の遵守事項を確認しておきます。
- 専有部内での飼育
- バルコニーで給餌・排尿・排便・ブラッシングをしない
- 共用部では抱きかかえるか、ケージに入れて運ぶ
- 共有部で遊ばせない
- 出産・死亡など飼育頭数の増減の届け出
- 予防注射を始め獣医師による健康管理
- 無駄吠えなどへの注意
- 飼育可能ペットの種類・サイズなど
この辺りは、マンション管理人も自分のマンションのルールを把握しておきましょう。
住民が飼っているペットは覚えておいて、普段見かけないペットを連れている場合は、すぐお声がけして届け出の有無など確認しましょう。
定期巡回で、違反行為は丁寧にお声がけして改善して頂きましょう。
※すべてのトラブルに言えますが、とにかく住民様どうしが感情的なトラブルになる事が最悪です。これを未然に防げる人がいるとしたら、それはマンション管理人のあなたです^^
(ただ、どうしてもダメな場合もありますよ)
じゃ、またね^^/
◆マンション管理人が読む本