2017.12.12
※この記事はマンション管理人の仕事に興味がある方が対象です。
どうも、現役マンション管理人おしょぶ~^^/です。
多くのマンション管理会社では、「代行管理人」の部隊を持っています。
当社では、「代行管理人課」←ひねりの無い名前^^がそれに当たりますが、レギュラーの管理人の有給消化・急病などの急欠・俗に言う「飛ぶ」などの急補充を担当しています。
◆代行管理人
代行管理人は「代行管理人」として募集した人と、「元管理人」が代行管理課に異動した人に分かれます。異動は、高齢になった方が毎日務めるのはキツイが週2~3日だったらと言う人が希望する場合もありますし、会社側が退職希望の方を「週2~3日だけでも…」と慰留する場合もあります。
●代行管理人のメリット(当社の場合)
①事前スケジュール提出制で、都合の良い日だけ働ける
事前にスケジュールを出し、本部側が調整します。もちろん、希望していない日にお願いをされる事はありますが、当社場合キツくありません。簡単に断れます。
②時給が高い
当社は代行管理人の時給をかなり高く設定しています。通常管理人の15%~30%UPです。
③住民との人間関係が楽
ほとんどの場合1日だけの代行ですから、住民様の方も「この人に言っても仕方ない」と思う方がほとんどで、ややこしい事を言われません。
④いろんな場所に行ける
これは実際に代行管理人の方に聞いたお話ですが、その方のパーソナリティにもよります。お話を聞いた方は、知らない土地の道を歩くのも楽しいし、昼に初めてのお店のランチを食べるのが一つの趣味になっているとか^^(こう言うものの考え方が出来る人が幸せを掴むのだと思います)
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●代行管理人のデメリット(当社の場合)
①勝手がわからない
これは上記で時給が高いに繋がっています。もちろん「引継ぎ」はありますが、鍵番号・掃除用具の場所などいろいろ知らないところで仕事をするので、要領よく行きません。けっこう大変なので時給が高いです。
②トラブルが起きたとき本当に困る
先ほど住民様がややこしい事を言って来ないと書きました。それは本当なんですが、逆に「代行管理人」でも言わざるを得ないクレームは大きな事が多いです。その場合住民様とも人間関係がなく解決が難しいです。(もちろんフロントが対応してくれますが…)
③収入がバラつく
老後の趣味・健康管理程度にやっている方は良いのですが、この収入がないと困ると言う方は収入がバラつく問題があります。とは言え何らかの理由で「通常管理人」になれない人ですね…
◆いじわるな通常管理人
おしょぶ~が有給休暇を取得する時の引継ぎは「鍵番号の説明・用具の場所・『目につくところの掃除だけで結構です。あとは休み明けにわたしがやりますから^^』なんて感じ」なんですが、人によっては自分が休む時に、自分が掃除するのがイヤな箇所をあたかもいつもやっているように引き継ぎ書に書く人がいます。
また休み明けに、チャックして「あれも出来ていない・これも出来ていない」と代行管理人課に文句を言う人もいます。また住民様に掃除のクレームをもらうと「あ!それ代行管理人がやる予定のところで、信じてチェックしていませんでした。てへぺろ」なんてね。
うんで!そんなマンション管理人がいるところに限って、本部への清掃についてのクレーム数が多いマンションベスト10だったりします^^;困ったもんだ…
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◆だんだん代行が来てくれなくなる
まぁ当然ですね。そんな奴のいるところに行きたくないですよね。段々有給休暇が取りにくくなるわけですが、法律的に日をずらす事は出来ても取らさないわけには行かないので、いよいよとなると代行管理人課の本部社員が入ります。
もうそうなると、その管理人は「しまった」と思っても遅いです。社員にバシャバシャ写真を撮られて「あなた代行さんの掃除に文句ばかり言っていましたが、あなたが普段から汚いからでしょ!」なんてね。指導員が入って息抜きもなく一日中掃除する羽目になります。
おしょぶ~は住民様から頂いた、お菓子・果物を「よろしければどうぞ」と置いて掃除も軽めで良いですよなんてコメントしておくと、「ヒマだったんで…」なんて書置きがあり、かなりマニアックな場所を掃除していてくれたりします^^要は人と人だからね…
いまはわたしも介護をしながら、何とか務めていますが介護がいよいよ厳しくなったら、代行管理人で週2~3日もアリかな?なんて思っています。
では、^^/チャオ!
◆マンション管理人が読む本