2017.05.01
※この記事はマンション管理人の仕事に興味がある方か、ガーデニング初心者向けの記事になります。
どうも、おしょぶ～＾＾/です。
マンション管理人の大切な仕事のひとつに「植栽管理」がありますが、本社品質管理室で受けた研修内容記事第3弾にて最終回です＾＾
第1弾「水やり」・第2弾「除草」でしたが、今回は「害虫・病気」です。興味のある方はお付き合いください。
前回の除草記事がすごく多くの方に読んで頂いて、びっくりしました。
後で気がついたのですが、はてなブログのトップにある「ガーデニング」のコーナーに載せて頂いてました。どうりで多いはずです＾＾（感謝の一言ですね）
◆本題に入る前に＾＾
ちょっと本題に入る前に、自慢じゃないのですが管理する植栽帯が前回紹介した時より、さらに華やいでまいりました。なんか生命の息吹を感じると言うか、まぁマンション管理人をしなければ気がつかなかった世界です。
両親のＷ介護で仕事を介護退職して、仕方なく始めた仕事でしたがやっぱりどんな仕事にも学ぶものがあるのだな～とこの歳になって恥ずかしい事ですが、改めてわからされました。
ね、きれいでしょ＾＾
◆害虫の被害
植物に病気や害虫が発生すると、あっと言う間に繁殖して広がります。マンション管理人は害虫・病気の疑いを確認した場合はすぐ上司の報告して、業者の手配をして下さい。応急処置的な殺虫剤の準備も忘れずしておいて下さい。
●毛虫
春から夏にかけて新緑が濃くなると、毛虫の活動も活発になります。
見た目の不快（失礼）もありますが、深刻な皮膚トラブルも考えられます。毒性がつよく激しいかゆみを引き起こす毛虫もいます。
うっかり触ると大変な事になるので、注意してくださいね。毛虫の毒針毛（毒をもった細かい針状の毛）は空中を浮遊するため、風に流されて皮膚に付着することもあります。
「チャドクガ」
http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Arna_pseudoconspersa.html
体長は4㌢ほどで、オレンジ色をしており成長するにつれて黒っぽくなります。広葉樹の葉を好みます。からだ全体に600万本もの細かい毒針が生えています。刺されると数分～数時間で蕁麻疹のような発疹が現れ激しい痒み痛みが2～3週間続きます。
「マツカレハ」
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bcg/bcg00211.html
体長は7㌢ほどあります。銀色に光っているのが特徴です。
マツ科の害虫として有名で、冬の間に巻かれた「こも」で姿を見ることがよくあります。刺された場合はチャドクガと同じ症状が現れます。
とにかく作業をする時の服装は油断しないで、肌の露出を抑えましょう。
●効果的な殺虫剤例
◆人への被害（ハチ）
植物への被害ももちろんですが、植栽帯にはハチなど人への大きな健康被害をもたらすい虫がいますので注意してください。
夏の終わりから秋にかけて、気がつくと高木や軒下などにハチの巣がつくられてしまうことがあります。巣の位置が低くまだ小さい場合は、専門家に依頼しなくても自力での除去は可能ですが、ハチの種類・サイズによっては巣の大きさに関係なく、専門家に依頼した方がよい場合がありますので、まずはハチのサイズ・色を確認して管轄の保健所に相談して下さい。
自力駆除する場合でも、防護服等の準備はして下さい。
防護服は自治体で貸し出しをしている場合が多いですから、相談してみてください。
◆病気
植物の病気を未然に防ぐことは難しいのですが、病気の発生に早く気づき処置する事で症状を緩和して治す、また他の植物への感染を防ぐことが出来ます。
巡回時に植物の葉・茎・樹木の状態を観察して、異常の早期発見に勤めて下さい。
病気の種類と症状は、人と同じで様々で書ききれませんが、代表的な病気の特徴だけでも覚えておくと役に立つでしょう。
「褐斑病（かっぱんびょう）」
http://yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com/byoukinosyurui/kappanbyou.html
褐色（茶色）が出来ます。カビの一種が原因で発病します。
症状は主に葉を中心に現れますが、治療せずにそのまま放っておくと株全体に病気が拡がってしまい、酷い時は株が枯死してしまう事があります。
また発生した葉を放置してしまうと原因となるカビの胞子が風や雨などによって運ばれ、他の植物に伝染させてしまいます。
対処は早期なら発病した葉を取り除くことですが、ある程度進むと薬剤なしでは無理な病気です。
「うどん粉病」
http://kateisaiennkotu.com/yasianobyouki/udonnkobyou/
葉の 表面が、白い粉を振ったような状態になります。原因はカビの一種ですが、他のカビとは異なり乾燥している季節でも発病します。
うどん粉病をそのまま放っておくと葉っぱの表面がどんどん白くなって、光合成を妨げてしまい生育不良をおこしてします。
これも薬剤に頼った方がいいです。植物の下部を中心に、葉の裏まで丁寧に散布します。本当の初期なら、やられた葉を除いて様子を見てもかまいません。
●薬剤について
Ａ、殺虫剤 商品例/オルトラン・スミチオン・ディプテレックス
Ｂ、殺菌剤 商品例/トップジン・ダコニール
Ｃ、展着剤 商品例/ダイン
※展着剤とは薬を害虫に付着させるノリのようなものです。
散布はＡ単体・ＢとＣを既定の希釈倍数で混ぜ合わせて噴霧器で散布します。
噴霧器が無い場合、スプレーボトルでかまいません。
注意点
①風のない晴れた日に作業をする
※雨が降ると薬品は流れてしまいます
②長袖・マスク・ゴーグルなど着用して作業をする
③葉の裏側を忘れない
④毛虫死骸でも、直で触らない（かぶれます）
⑤散布時期 5月・9月
いかがでしたでしょうか？研修の内容を駆け足で纏めましたが、皆さんの参考になればうれしいです。ちょうど今から害虫の発生時期ですので、お互い気を付けていきましょう＾＾しかし、毛虫の説明を書いているだけで、体中がかゆくなってきています（笑）
毛虫きらいー＿ー
じゃ、またね＾＾/
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