2017.04.04
どうも、おしょぶ~^^/です。
みなさんの中には、草木を育てている方がけっこう多いんじゃないかな?と思います。
わたしが読者登録しているブログでも、ベランダでたくさんの植物を育てていて、その様子を公開しているブログ・あとそんなに本格的じゃないけど多肉植物買いました!なんて発信してくれているのがあって、読者として楽しませてもらっています。
あれですね。動物ブログとはまた違った可愛さがありますよね。植物ブログ^^
筆者の仕事はマンション管理人で、植栽の管理も重要な仕事なんですね。でも、悲しいかな植物に対する知識が不足していまして、悪戦苦闘していたのですが今回本社品質管理室の「植栽管理(水やり)」の研修を受けてきました。
いつもならこう言う記事の時は、「今日はマンション管理人の仕事に興味がある方が対象です」なんて一言添えますが、今日は「植栽管理」「ガーデニング」の初心者にも役に立つ情報ですので関係ある方はぜひお読みください。「ガーデニング」上級者は回れ右でお願いします(笑)
そうそう「植栽」って言葉さえ意味がわからないって人いますよね。これ難しい意味じゃなくて単に草木を植えて管理する行為を指します。広義(広い意味)では、ガーデニングとかベランダにちょい植物を飾るとかも「植栽」でOKです^^
◆ガーデニングの基本「水やり」
「水やり三年」なんて言うらしいですよ。一人前になるには三年かかるとか^^;
植物は根から水分や酸素を体内に送り込みます。水が不足すると植物は枯れ、多すぎると根腐れをおこします。植物の大きさ・種類・生育スペース・日当たり・土質・気温など多くの条件を考えながら水やりをしていく事になります。
①水やりのタイミング
タイミングは、土の表面が乾く少し手前です。このタイミングになると、古い空気と水が残った状態になっているため、新しいものを補給します。
※注意点
花壇などに植えられている背の低い植物は、出来るだけ花や葉に水がかからないようにするのが基本です。なぜなら、大粒の水滴が花や葉に残った場合、光合成の活動の邪魔になり植物を弱らす原因となるからです。ミストならかけてもOK^^
②季節ごとの水やり
水やりの量や頻度は季節で調整が必要です。また、その日の気温・前日の雨量などの考慮も必要です。
※今から書くのはあくまで目安です。
春(3月中旬~6月中旬) 3日に一回
新芽が出始め、植物の成長が盛んになるので水不足は要注意です。
夏(6月中旬~9月中旬) 毎日(必要なら一日2回)
朝・夕を基本とし、日中にはしないで下さい。また葉に直接水をかけると葉が焼ける恐れがありますので注意が必要です。
※ご家庭ではウッドチップを地表にひき詰めると、水の蒸発が防げて良いと思います↓
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秋(9月中旬~12月初旬) 3日に一回
気温の低下をよく見て、やりすぎにならないように注意が必要です。
冬(12月初旬~3月中旬) 1週間に一回
雪が多いとこと以外では、気温が上昇する日中に水やりをしてください。
※早朝に水をやると根が凍ってしまう恐れがあります。
マンション管理人のポイントは、つい枯らしてのクレームを恐れるあまり、やりすぎる傾向にあるので、それを頭に入れて業務を行って下さい。
③水量(これもあくまで目安です)
「高中木」
幹回り(㌢)※地面から高さ120㌢の位置の幹の外周
- ~10㌢未満 一本に対して24㍑
- 10~19㌢ 37㍑
- 20~39㌢ 106㍑
- 40~79㌢ 282㍑
「低木・芝」
1㎡に対して20㍑
※使っているホースで、いつもの様に蛇口をひねり例えば10秒でどれぐらい水が出るか、バケツなどでザクって計って上の数字で割って、一本に対して一分撒くとかやればいいと思います。
◆水やり(ポイントまとめ)
①水は低い位置から、やさしく撒いてあげる
②水は一度に全体にたっぷり撒いてあげる
③水温・気温に注意 25℃以下の時間帯で行って下さい。
※特に夏場は、配管内の水が熱くなっている場合があります。少し水抜きをしてから行って下さい。
④土の表面が乾いていないか?水だまりが出来ていないか?注意して下さい。
⑤葉の艶・葉先の巻き・焼けに注意!
※特に巻き・焼けは水やりがすでに遅れている証拠です。次回から気を付けましょう。
いかがでしたか?水まきだけでもけっこうなボリュームの内容だったと思います。
この研修では、他に「除草」「害虫」の研修も受けましたので、機会があればご紹介したいと思います。
じゃ、またね^^/
◆マンション管理人が読む本