2019.05.04
どうも、現役マンション管理人…
おしょぶ~^^/です。
わたしが読者登録をしている、カメキチさんのブログです。
これは、カメキチさんがお住いのマンションの話しで、ザクッと言うと管理組合が管理会社から突然手を引くと言われ慌てたと言うお話です。
偶然ですが、やり取りのあるブロガーさんから、同じような話を聞きました。
これ、実は増えていると言うか…心当たりもある。
なぜなら、わたしの会社も進めているからです(苦笑)。わたしが所属する神戸地区でも、我社は何棟か管理をお断りする方針で、管理組合と話し合っています。
これ背景はズバリ「人手不足」です。うちの会社も業界内では大手で、かなりの建物の管理委託を受けています。
こう言う労働市場や経済環境になる以前の時代に、営業をかけて自分の親会社以外のデベロッパーが建てた物件も多数委託契約を取っていた時代がありました。
ぶっちゃけ利益より、管理物件を増やすのが目標の時代もあったのでしょう。管理物件が多ければ、管理会社としての信用もあがりますし、見せかけの売り上げも上がります。
何%か赤字物件があっても、高収益物件でカバー出来た時代がありました。時が流れ、いま現場管理人が超人手不足の時代になり、各物件へ管理人さんの配置が難しい時代になって来ました。
今までは…
- 60歳で定年して、年金までのつなぎ
- 年金の支給が始まったら、足らないお小遣いだけでも稼ごか!
- 何もしないのも衰えるのでボケ防止に…
なんて需要があって、でも高齢者を募集する企業は、清掃業・警備業・タクシー業・マンション管理人ぐらいでしたので、ほぼ最低賃金のマンション管理人にも多くの応募がありました。
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今はどうでしょう?元気でボケていない高齢者の方なら、多くの募集がある時代です。特に飲食・サービスなんかは盛んです。選択肢が増えました。
最低賃金は働く側からみれば「まだまだ」と言う事ですが、払う側からみれば短期間のうちにずいぶん上がったと言う印象でしょう。社会保険加入の変更もボディブローのように効いています。
つまり…
- 人件費の高騰
- 人材募集費の高騰
に見舞われ、今までの高収益物件も怪しくなってきている状況です。
となると、売り上げだけで利益が出ない物件が重たくなってきます。もし、その物件の管理人が辞めて、次の応募がなかったらどうすると思います?
実はこれを請け負う会社があって、「管理人の代行」を派遣してくれますが、当然中間マージンが発生します。すぐその物件は赤字です。
そこで考えるのが、利益の出ていない物件の管理組合との「契約の更新をしない」と言う選択です。契約を更新するかしないかは、お互いの同意ですから管理会社がしないとなれば出来ません。
しかし、管理組合の方は今までは契約の更新を、総会でお願いされる形で了承で決を取って何十年も進めて来ましたから、「管理会社から更新はしません」なんて言われると慌てますよね。
まぁ、ほとんどの場合「暫定契約」を短期で結んで、次の管理会社の入札までやってくれる例が多いですが、あまり小規模・いい加減な業者なら「え!?」と言う事があるかも知れません。
今後は役員にあたった人は、管理会社のフロントと密に情報交換及び、その辺りの勉強はしておく方が良いかも知れません。今後も増えますよ!
では、またお会いしましょう^^/チャオ!
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