2017.09.20
※この記事は、マンション管理人の新人さん&マンション管理人の仕事に興味がある方が対象です。
どうも、現役マンション管理人おしょぶ~^^/です。
今回は、マンション管理人の仕事内容のうち「管球管理(電球交換)」について書いていきましょう。
エレベーター内の電球以外は、電球の交換・管理は管理人の仕事です。
◆美観と安全
マンションの照明には役割が二つあります。「美観」と「安全」です。
●美観について
新築マンションのパンフレットなどでも、マンションの夜の外観を美しく写したものがありますよね^^そうなんですね。夜、装飾用の電球が切れているとマンションのイケメン具合がいっぺんに下がってしまうんです^^;
●安全確保
わたしは介護のブログも書いていますが、勉強してみると高齢者の視野と言うか、目の見え方は偏りがあったり、夜目が効かなかったりで普段の生活でも危ない事が多いです。まして、マンションの廊下・階段の電球が切れていたらどうでしょう…
あと、非常時に備えた「非常口」を示す電球が切れていたら、洒落にもなりません。
※まったく難しい仕事ではないですが、軽く見てはいけない仕事と言えるでしょう。
◆定期的に電球切れチェックを
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管理のやり方によっては、住民様が電球切れを見つけて管理会社に電話をかける。それを受けて交換にやって来るスタイルもあります。
ただね、マンション管理人が常駐しているなら出来るだけマンション管理人が、電球切れを見つけたいと思っています。もちろん100%ではないですよ。夜に切れる事もありますからね^^;
通常は1週間に一回とかの点検日を設けます。マンションの照明は24時間点灯しているものと、夜間のみ点灯するものがあります。多くはタイマー管理をしており、夏用と冬用に点灯の時間帯を変えるだけだと思います。
点検では一時的にこのタイマーを切るか、点検点灯用のボタンがあるか…まぁ設備によって違いますが、勤務時間帯にすべて点灯させ電球切れを探すだけです。
業務としては非常に簡単ですが、管理人常駐マンションで電球切れのクレームが非常に多い物件がたまにあります。要は点検をサボっていると言うことです。
◆電球交換について
電球交換自体は誰にでも出来る簡単な作業と言えるでしょう。電球の種類に詳しくなくても切れた電球を先に外して、倉庫に持って行けば同じ電球を探せるでしょう。
●以外に多い事故(労災)
マンション管理人をやっている人に、高齢者が多い事もあるでしょうが電球交換時にケガをする方が少なからずいます。
脚立を使うため、バランスを崩しての転倒がほとんどです。ただ、高齢者は骨が折れやすいので、それで骨折しちゃうんですね^^;
大手管理会社なら、脚立使用のマニュアルとヘルメットの支給があると思います。
ほとんどの方は電球交換ぐらいでヘルメットをかぶらないでしょうが、高齢者の方はかぶって作業をしてくださいね。
●管球管理
ある程度のロッドで、電球を購入したほうが当然安いです。そのため管球の在庫がけっこうあるマンションがあると思います。しっかり管理しましょう。
固い言い方をすれば、その在庫はマンション管理組合の資産です。
まぁ名称はいろいろあるでしょうが、当社なら「管球類使用状況表」と言うのがあります。別に難しくはありません。電球の入り・使用・在庫をまとめているだけです。
ただ交換時に、都度書いていかないと、後でまとめ書きしようとする数字が合わなくなりますよ^^;
◆電球交換よもやま話
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●在庫がありすぎて困っているマンション
マンションの電球はご家庭と同じで、LEDにしていく流れがあります。それを阻んでいるのが大量の在庫(笑)管理会社の担当が、頼りないと「ロッドが多ければ安いですから」と管理組合に提案して、度が過ぎる在庫になっています。
●住民様宅電球交換
「ちょっと管理人さん~うちの電球交換してよ!」よくある事です。
ただ、管理会社の立場ではお断りするように言われています。まず、占有場所に入る事になるので、なるべくしたくないと言う事です。
当社の管理物件で実際にあった例では、電球交換をしてあげたお宅から「財布が無くなった。管理人が盗んだのでは?」とか…「管理人さんを家に入れたら、やらしい目で私を見た」と言うご婦人…とか(苦笑)
おしょぶ~は、高齢者のみのお宅だけ交換して差し上げています^^
まぁ、たかが電球交換されど電球交換です。
では^^/
◆マンション管理人が読む本