2017.09.22
※この記事は、マンション管理人の新人さん・マンション管理人の仕事に興味がある方が対象です。
どうも、現役マンション管理人のおしょぶ~^^/です。
今回は「告知業務」に関して書かせていただきます。
◆告知作業を軽く見ない
まず、悲しくて・厳しい話から書いておきましょう。この話はこのブログで2~3回書かせて頂いているので、読んで頂いている方もいるかもしれませんが、大変重要な事ですので、復習のつもりでお読みください。
告知に中でも、「危険」である事を知らせるのは当たり前ですが、重要で手を抜いてはいけません。京都のあるマンションで、マンホールの蓋を開けての作業がありました。
別に珍しい事ではありません。ちょっと、何の都合かまでは知らないのですが、作業をしている人がそこを一時離れる事になりました。
しかし、その時マンホールの蓋を閉める事もしていませんし、「蓋が開いている」あるいは「危険である」の告知業務もされていません。つまり、作業中のマンホールの蓋が開いたまま、無人と言う事です。
結果は、住民の小さな女の子がマンホールに落ち、亡くなりました。
マンション管理人の仕事をしていて、自分のいい加減な仕事が人の命を奪うなんて想像もしないでしょうが、99.99%平和な仕事ですが100%でない事だけ忘れないで下さいね。
◆告知の種類
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①掲示板による通常告知
●ほとんどのマンションに掲示板があります。主に計画に沿って掲示物を貼っていきます。マンションのメンテや行事の告知。
●騒音やペットなど、クレームの告知
●管理人の勤務日変更
※何も難しい事はありません。スケジュールに沿って淡々とやりましょう。
気をつける事と言えば、スペースに限りがありますので、それぞれの内容に合わせて「告知期間」を考えて、告知漏れの無いようにしましょう。
②ポスティングによる告知
これは少し重要度が上がります。掲示板に貼っても一部の人は見ないので、必ず住民様全宅に見てほしい時にやります。
※1例、台風が来るかも?ぐらいの時は掲示板のみの告知にしておきますが、いよいよ担当地区上陸見込みが高くなると、ポスティングするみたいな感じですね。
③臨時告知
これは初めに書いた、急に危険な箇所が出来た時などで、告知場所や告知方法は臨機応変にやるしかありません。とにかく事故を防ぐため考えられる告知手段をすべて使って下さい。
④番外、放送告知
館内放送による告知ですね。ほぼないと思います。火事で全館に避難を呼びかける訓練をおしょぶ~は毎月やっておりますが…^^;
⑤番外、ご近所宅への告知
何らかの理由で、マンションの事ですがご近所にお知らせした方が良い場合、ポスティングします。
◆主に気をつける事
●「危険」「プライバシー」「音」などの事案は要注意
危険については先ほどから書いているので、ご理解して頂いているでしょうが、音が出る事・プライバシーの侵害につながる事、は確実に告知してください。
①音の例
消防訓練などで、実際に非常ベルと鳴らすとき。
※近隣のお宅に前もって知らせ、本当の火事ではない事を理解いただく。
②プライバシーの例
業者による、窓の清掃時。
屋上から、業者が下りてきて部屋の外側の窓を拭きます。カーテンなどが開きっぱなしだと、部屋の中が丸見えになるため、しっかり告知する。
◆美観にこだわる
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当マンションの告知チラシは、通常のものはすべて「手書き禁止」「コピー禁止」「同じサイズ」と決まっています。大変ロビーの美観を大事にしている管理組合なので、少し郵送費などが余分にかかりますが、本部より印刷したものが郵送されてきます。
※もちろん、突然の危険告知は例外で、手書きで大きな紙・赤マジックなどを使います。
※ぶっちゃけ、宅配BOXの定期点検日が伝わっていなくても、使用できるように点検してくれるので問題ないんです。ほとんど、そのレベルが多いです。
でも「危険に関して」だけは手を抜かないでくださいね。
◆マンション管理人が読む本