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SNS時代の災害について【おしょぶ~のコラム(昭和おやじの独り言)】

SNS時代の災害について【おしょぶ~のコラム(昭和おやじの独り言)】2024.01.07

 

こんにちは。おしょぶ~^^/です。

このブログ「おしょぶ~の~と」は今年の初記事になります。

 

読者の皆様、本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、みなさんも新年早々驚かれた事と思います。

 

能登で発生した地震・それに広い意味で関連して起きた羽田空港でのJAL機と海保機の接触事故…おしょぶ~は阪神淡路大震災の被災者ですが、今のSNS時代の災害について思うところを、コラムとして発信させて頂きます。

 

よろしければお読みください。

 

◆2024年1月1日「令和6年能登半島地震」発生

※この記事を書いている時点での、気象庁の公式発表です↓

検知時刻 (最初に地震を検知した時刻) 1月1日16時10分

発生時刻 (地震が発生した時刻) 1月1日16時10分

マグニチュード 7.6(暫定値)

発生場所 石川県能登地方(輪島の東北東30km付近) 深さ 16km(暫定値)

発震機構 北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)

震度 【最大震度7】石川県の志賀町(しかまち)で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強~1を観測

地震活動の状況 2日09時00分現在 1日16時以降、震度1以上を観測した地震が147回発生(震度7:1回 震度5強:3回 震度5弱:5回 震度4:20回 震度3:57回 震度2:61回)

長周期地震動の観測状況 石川県能登で長周期地震動階級4を観測

 

と言う事で、わたしは詳しくないので解らない事も多いのですが、簡単に言えば多大な被害をもたらした大きな地震だったと言う事でしょう。

 

※この数字は現在も動いておりますので、最新を知りたい方は気象庁の公式サイトで確認して下さい↓

www.jma.go.jp

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◆過去の災害とSNSの発展

わたしは阪神淡路大震災の被災者です。

1995年はスマホはありません。丁度、ガラケーが一般人に普及し始めた頃でわたしも多くの方よりは早く手にした記憶があります。

 

ただ携帯電話を手にしても地下では当然の様に繋がらないし、地上でも電波の強いところを探して電話をかける(笑)…そんな時代です。

携帯で写真を撮る文化もまだありません。

 

インターネットは普及しつつありましたが、まだ企業と言うか会社にあるPCで使うもの…と言う感覚でした。

阪神淡路大震災が1995年1月で、「Windows 95」日本語版が発売されたのが、同年11月23日でした。皆さんもご存じでしょうが、これが日本でも個人のPC時代の幕開けですから、地震当時は個人的SNS時代到来前ですね。

 

ですので、地震の報道もテレビ・ラジオ・新聞が中心で、被災者当人としてはマスコミ報道の遅さと乱れに驚いた記憶がありますね。

 

さて、東日本大震災です。

2011年3月11日でしたね。

 

携帯電話はまだガラケー中心ではありますが、スマホが普及しつつあった時期です。

電通の資料によると、2011年1月でスマホの普及率は14%です。

 

SNS時代の災害について【おしょぶ~のコラム(昭和おやじの独り言)】

電通より

引用元

https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2012036-0329.pdf

 

この記事のテーマ「SNS」には強くスマホが絡むので、歴史を追いかけてみましたが東日本大震災時はまだまだですね。

 

さてSNSですが、日本最初の掲示板は「みゆきネット」らしいですが、正直おしょぶ~は知らないですね。

1999年に伝説の匿名掲示板「2ちゃんねる」が開設されました。

この後10年拡大を続けましたが、今は下火のなって「5ちゃんねる」と言う名で運営されています。

 

ですので、東日本大震災時にSNSを使った個人の情報発信は2ちぇんねるが中心で、問題になる発信も多く有った様ですが、上記の通りスマホ時代ではないので(つまりデスクトップパソコンで情報を取る人の為のSNS時代)多くの一般の人々に届くと言う程ではありませんでした。

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◆「令和6年能登半島地震」はSNS時代の大災害

東日本大震災以降、大きな地震は熊本や鳥取他でもありましたが、ここまで多大な被害をもたらす規模は久しぶりですね。

 

地震発生は2024年1月1日です。

内閣府の調査では、既に2019年の携帯電話世帯普及率は93.8%となっています(単身世帯含まず)。

 

上記の携帯電話と言うのはガラケーも含まれていますが、ドコモの「モバイル社会研究所」によると2023年の携帯電話のうち96.3%がスマホです。

 

SNS時代の災害について【おしょぶ~のコラム(昭和おやじの独り言)】

モバイル社会研究所より

引用元

https://www.moba-ken.jp/project/mobile/20230410.html#:~:text=%E5%B9%B4%E3%80%85%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%86%85%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%90%BA%E5%B8%AF,%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%88%E5%9B%B3%EF%BC%91%EF%BC%89%E3%80%82

まぁ、乱暴な言い方をすると「みんなスマホを持っている」と言う状況です。

説明は要らないでしょうが、Facebook・インスタグラム・Twitter(現X)等々、正にスマホを介したSNS時代です。

 

阪神淡路大震災の時は当事者でしたが、今回は当事者外の立場で強く感じたのは「SNS時代の災害の明暗部分」ですね。

 

SNSの力が強い時代、メリットもデメリットも表裏一体です。

 

●情報が早く拡散力も強い・写真や動画でリアルに伝わる

現地の情報が直ぐ入って来ていましたね。

テレビの時代だったら、テレビカメラが現地に到着するまで現地の様子は分かりませんでしたが、現地の方で被災したものの情報発信をする余力がある方々が、次々SNSで情報がUPします。

 

テレビもそっちの方が情報が早いので、番組内で現地の一般人に呼び掛けて写真や動画を送ってもらい、それを伝えていました。これには時代を感じましたね。

 

 

この情報が早く拡散力があり・写真や動画でリアルに伝わる事の、悪い副産物として被災地の様子を見てしまい心にダメージを受ける人が出ている様です。

災害や戦争の情報に、必要以上に強く心を揺さぶられるタイプの方は、こう言う時はSNSから離れた方が良いですね。

 

●個人でSOS

個人でSOSを発信出来るのもメリットでしょう。

身体は無事、もしくはケガはしているもののスマホ発信が出来る方は、自分でSOSを発信されておられました。

 

道が遮断されて集落が孤立してしまったり・家族が挟まれたり下敷きになっているが、自分一人の力では対応出来ないなど…ケースバイケースで色々有ったと思います。

現場は混乱していますし、緊急要請が多発して全てに対応出来ない…そんな時、自分の発したSOSで徒歩圏内から人が助けに来てくれたと言う例も有る様です。

 

でも、何が目的か解りませんが(愉快犯か?)ウソの住所や、作り話でSOSを発信する輩が居ます。

 

 

●質(たち)が悪いSNSの火事場泥棒

ひと昔前の火事場泥棒は、火事や災害などにより混乱したり避難などで人々がいなくなったりした現場で窃盗を働くことでした。

混乱を利用すると言う意味では同意の「SNSの火事場泥棒」が発生しています。

 

わたしが見たタイプは3つですが、まだまだあるでしょう。

●被災者のふりをして、ペイペイ等で個人的に寄付を募る。

●何かの団体を装い支援金を募る

●自分が今から被災地にボランティア活動に入るのでと言い、交通費・宿泊費・食費等を強請る

 

 

●デマ・陰謀論が幅を利かす

これは大昔から有るのですが、SNS時代は拡散力が凄いのです。

 

  • 地震で原発が爆発した!
  • これは人工地震だ!
  • 被災地でのドローン禁止は何か映ってはイケないものが有るからだ!

等々、まだまだあるはず(苦笑)。

 

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あと、今までご紹介した例とはちょっと違いますが、普段の主義主張を災害に絡めて発信するタイプにも注意したいですね。

 

例えば普段「自衛隊違憲論」を持っている…これは良いのですよ、一つの見識ですし多様な意見があって世の中が成り立っていますから。

ただ、この災害救助中の自衛隊を捉えて「違憲な軍隊は被災地に入るな!」なんて発信はげんなりします。落ち着いてから論じて下さい。

 

特に気になったのは普段の主張が「自国ファースト論」の方々で…重ねて言いますが、これは良いのですよ。一つの見識ですし多様な意見があって世の中が成り立っていますから。これに事実誤認が加わり…

 

 

政府が機動的に活用できる予備費からまず40億円という発表をしたのですが、これにウクライナ問題・万博をごちゃまぜにして、自分の普段の主張を発信しています。

何も政府は能登半島地震対策に40億円しか使わない…何て言っていません。

 

事実を誤認しているのか?・解っているくせに世論を動かしたい為に、ごちゃまぜにしているのか…

 

●根底にあるのは「アテンションエコノミー」か?

こんな「昭和おやじの独り言」をココまで読んでくれる方が居たなら、感謝申し上げます。もう直ぐ終わりますからね^^;

 

アテンションエコノミー」と言う言葉をご存じですか?

アテンション・エコノミー(英: attention economy)とは、インターネットが発達するなどした情報過多の高度情報化社会においては、情報の優劣よりも「人々の関心・注目」という希少性こそが経済的価値を持つようになり、それ自体が重要視・目的化・資源化・交換財化されるようになるという実態を指摘した概念[1][2]。1997年に、アメリカの社会学者マイケル・ゴールドハーバー(Michael Goldhaber)によって提唱された

引用元

アテンション・エコノミー - Wikipedia

 

日本語では「関心経済」と言うようです。

おしょぶ~はTwitter(現X)のユーザーで、他のSNSには詳しくないのでこの記事もTwitter(現X)を例にあげて書いて来ました。

 

最近、訳の分からないアラビア語のポストをよく見かけるな~と思ったら、インプレッション目当てのロボットによる発信だそうです。

Twitter(現X)が収益化が出来る様になり、急増しています。

 

今回の震災でのデマ・陰謀論・大げさな主張・他の問題とごちゃまぜ発信…これ、ひょっとしたら「事実かどうか?はどうでも良くて、ただただインプレッション狙いの発信かも」…思えば、あの陰謀論・世論の分断が深い傷跡を残した「コロナパンデミック」も途中から収益化が始まっているので関係あるかも知れません。

 

長くなりました…とにかく情報を見極める目を持てる様に精進して行きます。

では、またお会いしましょう。チャオ^^/

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