おしょぶ~の~と

食レポを中心に、いろんな事を書いている雑記ブログです。

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「犯罪と引きこもり」を結び付けてはイケないが、対策は必要だろう!

2019.06.03

 

どうも、おしょぶ~^^/です。

おしょぶ~のコラム㉚でお送りします。

 

「引きこもり問題」が関係しているのではないか?とイメージされる重大事件が、2件立て続けに起こりました。

 

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  • ひきこもり者が加害者
  • ひきこもり者が被害者

と、事件の形は「真反対」ですが、背景には同じような問題があるのではないか?と感じる人も多いと思います。

引きこもりのイラスト



ちょこぴよさんによるイラストACからのイラスト

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◆「犯罪と引きこもり」を結び付けてはイケない

神戸新聞の紙面

神戸新聞(2019.06.03)

引きこもりと犯罪を結び付けるような報道によって、誤解や偏見が広がるとして、当事者や家族会などの団体が、声明文を出す騒ぎになっています。

ただ、ここは報道側の肩を持つわけではないですが、報道で「引きこもり者」だから犯罪を犯したなんて言っているところは、当然ですがありません(わたしの観測範囲では)。

 

川崎事件の容疑者・元農水次官長男殺害事件の被害者が、引きこもり傾向な暮らしぶりだったと言う事実を報道しているだけです。

ただ、関係者のみなさんがご心配の様に、世間がその報道を「引きこもり=犯罪」と受け取る可能性はあるでしょう。

 

※各関係者の発信例

  • 引きこもり当事者・経験者の発信メディア「ひきポス」の石崎森人編集長「世間が引きこもっている方たちへ無差別殺人犯予備軍のようなイメージを持てば、まさに偏見の誕生である」(ウェブ上の書き込み)
  • 一般社団法人ひきこもりUX会議「引きこもりへのイメージがゆがめられ続ければ、当事者や家族は追い詰められ、社会につながることへの不安や絶望を深めてしまいかねない」(声明文)
  • KHJ全国引きこもり家族会連合会「なぜ放置したのかと周囲が責めれば、家族は世間の目を恐れ、孤独を深める」(声明文)

(*'ω'*)大筋、おっしゃる通りだな~とは思いますが、最後の「なぜ放置したのかと周囲が責めれば…」ですが…意地悪でなく、じゃどうすればいいのですか?と疑問が湧きます。

 

重度の引きこもりになっている状態は、もう本人と両親など近しい家族は当事者能力と言うか、解決能力と言うか…が無くなっていませんかね?

 

もし、もしもですよ…その者が重大事件を起こせば、被害者・家族・加害者家族・周囲の人間にも大きな影響があるわけで、偏見はイケないだけを唱えていても、解決しませんよね。

引きこもりのイラスト

おにちゃんさんによるイラストACからのイラスト

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◆引きこもりが即に犯罪とは結び付かないが、この先良い事はない

引きこもりが即に犯罪につながる根拠はありません。警察庁・警視庁・各県警がプレスリリースしている資料を丹念に拾えば、犯罪者の犯罪時の職業と言うのは、ある程度分かります。

 

ただ、「引きこもり者」の分母の対する犯罪率は分からないので、他と比べようがないので、根拠はありません。根拠が無いのですから、決めつけて犯罪と結びつけるのは適当ではありません。

 

若干、犯罪率は無職が高い傾向にあるのですが、無職も色々で、それこそ「ホームレス」「年金生活者」「富裕層の無職」「失業者」「無職だが求職活動をしていない者」などに分かれます。

 

一番近いのは「無職だが求職活動をしていない者」でしょうが、実家ニートでパラサイトだけど、仕事以外の交友関係をバリバリこなしてるなんて人もいるわけで、「引きこもり者」の数字は推計で最近は出て来ましたが、「犯罪者中の引きこもり者の数」なんて統計はありません。

 

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さて、みなさんは「8050問題」をご存知ですか?

上記はわたしがこのブログとは別に書いている「介護ブログ」です。

 

介護の世界でいまこの「8050」が問題になっています。この80は親の世代を表し、この50は子の世代を表しています。そしてこの50が「引きこもり」だと言う問題です。

昭和や平成初期の引きこもりは、若者の問題でした。また、推計などもなくハッキリと全体像が掴めていない時代でした。

 

まぁ、全体像が掴めていないのですから、何も解決しないまま月日が流れました。そして、令和の今…引きこもりの高齢化が超問題化しています。

実家で引きこもって、親の年金にパラサイトして生活しているわけですが、親の寿命が来ます。この後、じゃ生活保護で…と言うのは社会は受け入れがたいですよね。

 

実際に、引きこもりで親が死んだら年金が無くなって食べてイケないので、死体を埋めて死亡届を出さないで、年金をもらい続けていた事件が発生しています。

親が死んでも、自分で働こうとは思わないし、仮に働きたくても30年以上の引きこもり者の求職活動は簡単でないことは想像できます。

 

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今ね、推計ですが「引きこもり」は全世代で約100万人います。政令指定都市神戸の人口に近いです( ゚Д゚)。 

引きこもりのイラスト

おにちゃんさんによるイラストACからのイラスト

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◆「犯罪と引きこもり」を結び付けてはイケないが、対策は必要だろう!

で、おしょぶ~の言いたい事はここなんです。確かに関係者の言われる通り、「犯罪と引きこもり」を結び付けてはイケません!

 

ただ、引きこもりをこのまま放置しておくわけにはいかないし、上記のような年金不正受給や親の死体を隠すのは、りっぱな犯罪です。このままでは増えると思いますよ。

 

引きこもりの問題を20年以上取材しているジャーナリストの池上正樹さんが、上記写真の神戸新聞紙上で…

「無理やり社会に出そうとすれば、本人に対する無理な圧力になりかねない」「引きこもりの人が事件を起こすのはレアケースだ。まず家族会など安心できるところとつながり、情報収集をしてほしい」

なんかね、権利意識だけが成長する社会になってしまって…ぬるいな~と思います。

 

家族が引きこもった当初は、家族会などと繋がったり・情報収集で良いですけど、長期になる家族は、もっと行動しないと…どんな行動があるか?わたしに分からないので、説得力がないですが…

  • 本人に対する無理な圧力

みんな無理な圧力と戦っています。育児・介護・ハラスメント・低賃金・人間関係…心身が病気でやられているなら、ちゃんと治療を受けて、社会復帰できるまで公共がバックアップするのは賛成です。怠けているみたいな人には、もう少し強い関りを考えないといけません。

  • 引きこもりの人が事件を起こすのはレアケースだ

これは、引きこもり者だけでなく、一般のすべての人の中で事件を起こすのはレアケースです。ただ、「引きこもり」と言う事象が、数字的根拠は無いですが、そのレアケースが起こりやすい環境なのではないか?と言う心配を世間はしている…

 

まぁ、もう100万人と言う数字になって来ているので、「引きこもり問題」に解決は国の仕事でもありますね。

 

by おしょぶ~

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